山の展望・山歩き › 本:「山並み大図鑑」
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- 2022年6月19日 10:35 AM #742
こんな本を見つけました。
「山並み大図鑑」-信州山座同定navi
信濃毎日新聞社 刊
初版 2021.04.26
2,200円
写真 佐々木信一
文(column) 菊池俊朗信州を
1.安曇野-白馬ライン
2.松本平-北信濃ライン
3.上田-佐久平ライン
4.諏訪-伊那谷ライン
5.絶景360度のパノラマ
に分けて、
各地のポイントからの展望写真を山名入りで掲載。
撮影位置、方向、画角を記したミニ地図も記載、
但し、35mm換算のレンズ焦点距離の記載はありません。
文(column)のタイトルは「身近な山を知る」です。
表紙に「槍・穂高と南アルプスの大パノラマポスター」の”大ポスター”は少し誇大広告ですがご愛敬。カバーと帯の裏に印刷されているだけで、大ポスターが入っているわけではありません(^_^)。尚、こちらには山名記入無し。この手の本の出版には注意していたのですが、藤本一美さん、田代博さんの”展望大家”が亡くなられてから、ついアンテナも疎かになっていたようで、発刊1年以上たってからの”新発見”でした。
撮影ポイントや対象の山々は概ね身近な山(場所)で、超遠望やチョロ見え、気差で見えるか見えないかといったマニアックな要素は(パラパラと見た限りですが)無さそうです。2,200円と少々値が張りますが、全171頁カラーとなれば妥当かなと。 - 2022年6月19日 7:56 PM #745
こんにちは
気付かなかったですね。信濃毎日新聞社のネットショップで調べたら、定番の展望場所とそのほかにも収録されているようです。展望場所も木が伸びたりして眺めが変わっているところもあるので、出版年が古いものと変わっているところを探すのも面白いかもしれません。
『展望の山旅』が2093円、『山並み大図鑑 信州山座同定navi』の文を書いている菊池俊朗氏がやはり文を書いている『見る撮る描く絶景の山 信州の名峰』が2095円なのでそんなに高くないと思いますが、国土地理院がかなり正確なデータを公開し、「カシミール3D」等のソフトウェアがある今とはいわゆる「教科書」の価値が違うのと思います。これをどう捉えるかは世代によってずいぶん違うのではないでしょうか。
価格は今現在調べた出版社の税込み価格です。
- この返信は2年、 6ヶ月前にtabarinが編集しました。
- 2022年6月20日 11:09 AM #746
こんにちは
>「教科書」の価値が違う・・・
その通りですね。
カシミール3Dを使っていても、『展望の山旅』三部作には、今でも折にふれてお世話になっています。物理的に見えた、見えないといったこともさりながら、描かれた山々や山行の思い出の文章が付されているのが好ましい。読んでいるうちに自分の山行の思い出が重なってくる。そうしてみると、「展望」とは単なる眺めなのではなく、「想い」あっての山の姿なのだと気付かされます。
ご紹介した本は、新しいだけに写真もきれいですが、いわゆる展望写真。実際に山に入り比較的近距離の山々を撮影した写真なら、『アルプス大展望』(1991年,山と渓谷社刊)が迫力があって素晴らしいです。『見る撮る描く絶景の山 信州の名峰』は知りませんでした。何冊かシリーズがあるのですね。
- 2022年6月20日 9:00 PM #749
こんにちは
1990年代は紙の情報が主で山の眺めも現地を離れてしまえばフィルムで写してプリント、あるいは現像ができてからしか眺めることができませんでした。その間に記憶に残っている景色を思い浮かべたりして「想い」が深まったのかもしれないと思います。
信濃毎日新聞社の「信毎 本のWeb」(https://www.shinmai.co.jp/feature/bookweb/)を見ていたら「地図から信州が見えてくる|今尾恵介」という記事がありました。
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