地図・地理・地形 「~ノ頭」は「あたま」なのか「かしら」なのか

  • このトピックには2件の返信、2人の参加者があり、最後にtabarinにより7ヶ月前に更新されました。
2件の返信スレッドを表示中
  • 投稿者
    投稿
    • #1680
      tabarin
      モデレーター

        山の名前として「山」(やま・さん)や「岳」(たけ・だけ)は多いですが、「頭」というのも意外と多く見受けられます。とくに沢が上り詰めたようなところや尾根が突き出たところですね。
        このよみとして○○ノ頭と書いて「○○のあたま」というところと、「○○のかしら」というところがあります。いったいどちらなんでしょう。

        過去のFYAMAPや数値地図フェアでも話題になった『日本山名総覧』(竹内正:1999年白山書房)で大菩薩の妙見ノ頭を見ると「みょうけんのあたま(みょうけんのかしら)」と記されています。同じ大菩薩の川胡桃沢ノ頭は「かわくるみさわのかしら」、山中湖の東にある鉄砲木ノ頭は「てっぽうぎのあたま」だけです。
        国語辞典では「あたま」も「かしら」もどちらも物の上端や先端という意味があり、「あたま」にはてっぺんとも記されています。
        いったいどうなんだろう。

      • #1682
        泰山
        参加者

          tabarin さん こんにちは

          「頭」は「アタマ」か「カシラ」か?・・・昔からの謎ですね(^_^)

          「頭」は、おおよそ単独で使われることは少なく、「○○ノ」が前置されますね。つまり何らかの基準物(既知の沢や地名等)を詰めあげた先やその上部に位置するピーク、それも小さくはないけれど、かといって「山」や「岳」と呼ぶ程ではない稜線上のピークのイメージ。だから、単独でそこにあるよりも、正に「○○ノ」上端・先端或いはてっぺんですね。

          しかし、二万五千図でもフリガナが振られた「○○ノ頭」はすぐには思いつきませんし、読みを特定するのは難しそうです。私は割り切って、カシミール3Dに地名登録する際も、特段の理由が無い場合は基本的に「アタマ」で登録してきました。因みに地名ファイルから山名と一般地名の範囲で検索すると、「頭」が約170件、「アタマ」は約120件、「カシラ」は10件にも届きませんでした。尚、「頭」約170件中には王ヶ頭、乳頭山、五頭山など、「トウ」や「ズ」も入っています。

        • #1685
          tabarin
          モデレーター

            泰山さん こんにちは

            頭を「あたま」か「かしら」かはなかなかややこしいようです。
            昨日図書館で三省堂の『日本山名事典』を調べたら、大菩薩と御坂の範囲だけですけど妙見ノ頭をふくめて『日本山名総覧』と違っているものがありました。

            時代によっても違うのかもしれません。

             

        2件の返信スレッドを表示中
        • このトピックに返信するにはログインが必要です。