富士山 › 富嶽三十六景 身延川裏不二
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- 2025年6月10日 6:07 PM #3891
以前富士山先生ご存命の時に別の絵で話題になったことがありますが、今回は表題の絵がどこからの眺めかについてです。
いろいろなサイトを見ても場所は不明とされているようです。身延川というのは身延山久遠寺付近を流れ下って波木井川に合流するまでなのですが、この範囲では沿岸あるいは少し登ったくらいでは富士山が見えません。水量の多さからもこの範囲とは考えられないので、流れ下った富士川だろうというのが大勢のようですが場所は不明のままです。
描かれている富士山頂が尖っていますね。それも少し左側。このように見えるのは富士宮市方面なのですが、こちらでは手前にあるような山が見当たりません。それで少し探索したところ、多少は似たような場所が山梨県の最南端で見つかりました。南部町 身延線十島駅の向かいの崖の上です。
手前の平らな場所は富士川とその河川敷です。この付近を詳細に点検したわけではないので、もっとふさわしい場所が見つかるかもしれません。いずれにしろここかも?というだけで視点の証明にはなりませんが。
この絵の視点の場所は北緯35度13分34.4秒 東経138度30分27.3秒(35.226220 138.507576) です。
標高データは基盤地図情報の10mメッシュです。 - 2025年6月22日 5:03 PM #3897
- 2025年6月24日 11:36 AM #3902
- 2025年6月28日 2:40 PM #3904
お世話になります。
富士山の左側の山は、形はともかく、真っ白に近い色に描かれているのに、右側の山がほぼ真っ黒に近い青というのが不思議です。昔の浮世絵は色も形も誇張して描くのが当たり前だったようですが、現代人にはナゾだらけですねぇ。
- 2025年6月28日 3:07 PM #3905
まxわざとありえない構図の絵を描くようですから、構図から場所を特定しようというのがそもそも無駄な作業なのかもしれません(^_^;
- 2025年6月28日 4:13 PM #3906
北斎だけでなく浮世絵の富士山の視点を考察して、現地で写真を撮ろうということを実施したサイトがあります。
http://mohsho.image.coocan.jp/fuji-viewing02.html#ukiyo19身延川裏不二については実際に見た富士山をそのまま描いているわけではないだろう、という解釈ですね。もしかしたら現地の人からあそこに見えるのだけど、という話を聞いていても本人は実際に見ていない可能性もありますね。
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